上達するバイオリン練習のコツ【時間がない人向け】

バイオリンの練習、毎日しないとダメ?

バイオリンの上達はお家での練習が大切。

大人の生徒さん

バイオリンの練習は毎日した方が良いのかな?

大人の生徒さん

練習ができなかったらどうしよう・・・。

練習時間が取れるか心配という大人は多いです。

練習すると上達する、でも時間の確保が難しいのが現実

もちろん毎日練習できる方はした方がよいです。

練習すればやったことを忘れないし、上達もはやくなります。

・・・ですが。

大人の方は自分の時間を自由に取れないのが現実だと思います。

時間がないのはもちろんのこと体力的に練習をすることが大変な日もありますよね。

(関連記事:【大人】練習できないことへの罪悪感は不要というお話)

上達したいけれど、時間がない・・・。

さや先生

今回はそんな大人のお悩みのために、効率的な練習方法をお伝えします。

【バイオリン練習のコツ】効率的な練習を目指そう!

時間のない方は短時間で上達できるように、効率的な練習を目指しましょう。

効率的な練習のコツは次の3点。

効率的な練習のコツ

  • 苦手部分を把握する
  • 丁寧な部分練習
  • レッスンを受ける

レッスンを受ける、は手前味噌な感じがしますがどうぞ最後までお読みください<m(__)m>

①苦手部分を可視化する

曲全体を通して弾くと、「弾きにくくて嫌だな。」と思う部分はありませんか?

  • 音程が狂う
  • 弓順を間違う など。
  • 音が汚い指が思うように動かない

「ここが苦手・・・」という箇所は練習過程の中で出てくると思います。

ここでやっていただきたいのが苦手部分に目印をつけて可視化すること!

目印をすることで、苦手部分に意識がいき次の練習の際に「ここは練習した方がいいな」と次の目標を立てやすくなります。

細かな目標があると、上達も早くなります!

目印をつける時に便利なのは透明タイプの付箋です。

付箋なので手軽に張れて、透明なので楽譜が隠れないので便利です。

弾けるようになったら剥がしましょう!

情報が整理されますし、剥がす時の達成感も感じられておすすめです。

②丁寧な部分練習をしよう

苦手部分に目印をつけて練習すべきところを可視化できたら、次は部分練習をしましょう。

部分練習のやり方にもちょっとしたコツがあります。

部分練習しているつもりになってませんか?

何度弾いても曲の中で失敗しやすい、苦手な箇所。

「また間違った、弾きなおそう💦」

このように一度弾きなおすだけで、満足することはありませんか?

ミスした時にたった一回弾きなおしただけでは、上達には結びつきません。

次にいきたい気持ちはグッとこらえて、間違えた部分を何度も練習してみましょう!

ピンポイントで苦手な部分を取り出そう

部分練習をする際に大切なことは、最小限の拍単位で苦手な所だけ取り出して練習すること。

2~3小節続けて弾きたくても、グッと我慢!

弾けない箇所を拍単位でピンポイントで取り出しましょう。

練習に変化球を加えて上達速度を上げる!

そして次のように練習方法に変化を加えてみるとさらに練習効果が上がります。

  • 右手の移弦だけ確認する。
  • 左手を動かしながら音名を言う。
  • スラーをとってゆっくりのテンポで。
  • メトロノームに合わせる。
  • リズムを変えて練習 など。

練習に変化球を加えると、結果的に時間の短縮にもなり上達も早くなります。

さや先生

得意な箇所の練習は省略して、苦手部分に時間をかけるのも良いですね!

できるようになったら少し前から弾いたり、少しずつテンポを上げてみましょう。

③レッスンを受ける

ここまで地道で孤独な練習方法をお伝えしましたが、できない時はレッスンで先生に教えてもらうと自分では思いつかなかった解決方法を知ることができます。

時間をかけて練習したのに上手にならなかった・・・。

このような経験、誰でも一度や二度あるのではないでしょうか?

特に初心者のうちは、なぜ上達しないか分からず時間だけが過ぎることもあると思います。

レッスンではお家での練習の質が上がるように、レッスンでは弾けない理由+改善(練習)方法をセットでお伝えしています。

左手の使い方が難しいと思っていたけど原因は肘の使い方だった。

リズムが取れないのは、息ができていないからだった。

なんてことがよくあります。

練習できていない、上達していないからレッスンに行きづらい

という気持ちもあると思いますが、レッスンに来ていただくことで解決の糸口が見えてきます。

さや先生

上手く弾けない時こそレッスンが必要な時なので、心配せずお越しくださいね。

こんな練習をしている人は要注意

最後に、お勧めしない練習方法をご紹介します。

やってはいけない練習方法

  • 最初から最後まで何回か通して弾いただけ。
  • 途中で間違ったけど、弾きなおして練習を終えた。
  • 間違ったら最初に戻って弾き始める。

このような練習だと時間だけが過ぎてしまい、なかなか弾けるようになりません。

せっかく練習しているのに上達しないと悲しいですよね。

(私も学生の頃、非効率な練習をしていたな・・・と思います)

弾けないところは一旦立ち止まって、弾けるようになるまで何度も丁寧に練習してみましょう。

地道な練習が一番上達に繋がります。

限られた時間でバイオリンを上達させよう

こちらのページを読んでくださったあなたは向上心があり、熱心にバイオリンを取り組んでおられる方だと思います。

「練習したいけれど、時間がない。」とモヤモヤした時は練習のやり方を見直す良いチャンスです!

貴重な一回の練習が実りあるものになるよう、より結果の出る練習方法を考えていきましょう。

滋賀県甲賀市の音楽教室、やすいバイオリン教室でした。

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