【バイオリンレッスン】失敗を嫌がるお子さんへの関わり方
お子さんが失敗を恐れたり、間違えることを極度に嫌がることはありませんか? 今回はチャレンジする心を育てる方法についてお伝えします。 失敗を恐れない、チャレンジする心を育てるには? バイオリンのレッスンではチャレンジする心を育てるために次の3つのことを心がけて声がけをしています。 お子さんのありのままの感情を受け入れる 失敗に対して否定的な言葉を使わない 上手にできた時、頑張った過程を褒める 以上を詳しく解説していきます。 ①お子さんのありのままの感情を受け入れる 小さいお子さんは失敗した時、イライラして癇癪を起したり、泣くことがあります。 そんな時お子さんを叱ったり否定するのではなく、ありのままの感情を受け止めます。 まずはお子さんの気持ちを聞いて、どんな気持ちになったか本人に気付かせます。 お子さん自身が「こんな気持ちになった。」と自分を客観視できるようになると、徐々に感情をコントロールして課題に向き合えるようになります。 失敗しても、自分を否定せずに向き合える心を育てたいですね。 ②失敗に対して否定的な言葉を使わない 特に気を付けたいのは、子供が失敗しても否定的な言葉で責めないこと。 責めてもできるようにはなりませんし、言われたお子さんはますます萎縮するだけです。 うまくいかなかった時は「こうやったらうまくいくよ」とやり方を説明します。 失敗の大半はやり方が分からないだけなので、順序立てて教えれば落ち着いて取り組んでくれます。 正しいやり方で練習すればできる、と理解したお子さんは失敗を嫌がらず自分で考えられるようになります。 ③上手にできた時、頑張った過程を褒める 上手く弾けた時「頑張った過程を褒める」ことを心がけています。 努力を褒められたお子さんは、難しい課題が出てきても練習を工夫しながら挑戦できるようになります。 一方で「才能があるよ!」「上手!」と能力や結果だけを褒めていると難しいことにぶつかった時、失敗することが怖くなり挑戦しようとするモチベーションを無くしてしまいます。 レッスンではこのような声がけをしています。 能力や結果を褒めるより、そこに至ったプロセスや努力を褒めた方が挑戦する気持ちややる気を引き出せます。 【まとめ】子供が挑戦できる環境を作ろう 挑戦する気持ちを育てるには、どんな時でも温かくお子さんを受け入れる環境が大切です。 お子さんのありのままの感情を受け入れる 失敗に対して否定的な言葉を使わない 上手にできた時、頑張った過程を褒める 失敗した時もお子さんを温かい言葉と態度で接すれば、のびのびと挑戦できるようになります。 失敗を糧に、逞しく成長できる環境を作っていきたいですね! 滋賀県甲賀市のやすいバイオリン教室でした。 諦めない力を含めた「非認知能力」の育て方、お子さんとのかかわり方について分かりやすく書かれた書籍です。