【4歳のバイオリン】集中力を保つかかわり方
4歳、5歳、6歳の小さなお子さんの親御様、習い事を始めるにあたって次のようなご心配はありませんか?
- 子供の集中力が途切れないか心配。
- ふざけてしまわないだろうか。
- 習い事の時間、歩き回らないか不安。
「ちゃんとレッスンを受けられるのかな?」と心配されることと思います。
当教室ではお子さんが持っている集中力を発揮できるように次のことを心がけています。
- 無理なく短い時間から集中させる
- 子供の好奇心を見極め、伸ばす
- 小さなステップで成功体験を積み重ねる
以上を詳しく掘り下げていきます。
(1)無理なく短い時間から集中させる
心と体が未熟な子供は集中力が持続し辛く、集中力は「年齢+1分」と言われています。
4歳なら5分、5歳なら6分程度が集中力の目安です。
小さなお子さんに「集中しなさい」と指示しても難しいものです。
例えば「おかあさんといっしょ」などの幼児向けのテレビ番組は短いコーナーがいくつも設けられていますが、子供の集中力を考慮して制作されています。
バイオリンのレッスンも同じで一つのことを長時間取り組ませるのではなく、
いくつもの活動をして無理なく集中力を発揮できるように工夫しています。
4歳さんのレッスンの流れの例
レッスンでの一つの活動は4~5分という短い時間です。
- バイオリンを持つ練習
- ラの音を鳴らす
- 先生と一緒にリズムをまねっこ
- 丸を書く練習
- お歌を歌う
様々な活動をすることで飽きずに無理なく集中することができます。
短い時間でも集中できたという経験が自信に繋がります。
6歳ぐらいになると徐々に一つのことに集中できる時間が増えますのでバイオリンのお稽古の比重も増えていきます。
(2)子供の好奇心を見極め、伸ばす
子供は興味や好奇心のあることは驚くほど吸収していきます。
このような経験はありませんか?
- 好きな絵本を一字一句暗唱した
- 電車の名前を覚えている
子供は自分の興味のあることに対して、驚くような集中力を発揮することがあります。
バイオリンのレッスンも同じで、子供が抱く好奇心に合わせて関わると驚くほど集中力を発揮してくれます。
「好き」を見極め、課題を与える
お子さんによって興味の向く方向は一人ひとり異なります。
- リズムに興味がある
- 数に興味がある
- 音符の形に興味ある
- お歌が好き
子供の好きなものは何か、何に興味を持っているか。
見極めて課題を与えると、喜んで一つのことに集中してくれます。
家以外の場所で集中力を発揮するお子さんに、驚かれる親御さんも多いです。
興味のあることを伸ばして自信をついてくると、他のことにも取り組みたい気持ちが芽生えてきます。
「お子さんの好きなこと」を軸に、集中力を伸ばしていきます。
(3)小さなステップで、成功体験を積み重ねる
「難しいこと」「できないこと」に拒否反応を起こすお子さんは多いです。
新しい取り組みは、できるだけ簡単にできるように小さなステップを設けて達成感を積めるようにしています。
たとえば新しい曲をするときはいきなりバイオリンを持って弾きません。
まずはお歌を歌ったり、リズム叩きなどで体に音楽を染み込ませます。
「お歌を元気に歌えたね!」
「リズムもできたね!」
「じゃあバイオリンで弾いてみようか!」
小さなステップを積み重ねるから達成感を感じられて、集中力を発揮できるのです。
【結論】お子さんの集中力を引き出し、成長に寄り添うレッスンを。
小さなお子さんは心や体の発達が未熟なため、最初のうちは一つのことを長時間集中することは難しいかもしれません。
しかしレッスンの中で「できたよ、楽しいね!」という経験を積んでいくうちに自信になり、
集中して物事に取り組めるようになります。
お子さんに寄り添い、親御さんと一緒により良いレッスンを作っていければと思っています。
レッスンがお子さんの成長を喜べる幸せな時間になりますように。
滋賀県甲賀市のやすいバイオリン教室でした。