【初心者用】バイオリンの弦が切れた!どうすればいい?張り替えとお勧めの弦
生徒さんからこのようなご連絡をいただくことがあります。

ケースを開けたらバイオリンの弦が切れています(泣)
どうしたらいいですか?
今回は弦が切れた時どうしたらいいか、を解説していきます。
バイオリンの弦が切れたらすること

バイオリンの弦が切れたら、次のことが必要です。
- 弦を買う
- 弦を張り替える
まずは弦について説明していきます。
①バイオリンの弦を買う

まずはバイオリンの弦を用意しましょう。
小さな楽器店だとバイオリンの弦の取り扱いが無い場合があります。
少し大きめの楽器店かネットで注文することをお勧めします。
【おすすめ】定番バイオリン弦

「どの弦を選べば良いか分からない」という生徒さんには次の定番の弦をおすすめしています。
- ドミナント&ゴールドブロカット(E線のみ)
- ヴィジョン
初心者の生徒さんにも扱いやすく、コストパフォーマンスが高いです。
おすすめのバイオリン弦①【ドミナント】
バイオリン弦の定番と言えばドミナント。
E線はゴールドブロカット0.26の組み合わせがおすすめです。
弦の特徴
- 響きの柔らかいナイロン弦の中でもお手頃な値段。
- 安定した響きで癖が無く、初心者にもおすすめ。
おすすめのバイオリン弦②【ヴィジョン】
ドミナントの後発の弦として開発されたヴィジョン。
弦の特徴
- ドミナントより低価格。
- 明るい音色で、音を出した時のレスポンスが良く鳴らしやすい。

弦には様々な種類がありますが、まず初心者の方はドミナントかヴィジョンを試してみてはいかがでしょうか?
バイオリンに慣れてきたら、色々な弦を試して音色の違いを楽しんでいくのも良いと思います。
バイオリンの弦を用意できたら弦を張り替えていきましょう。
②バイオリンの弦を張り替える
弦の張り替えは次の方法が考えられます。
- 師事している先生や弦楽器の工房で交換してもらう。
- 自分で交換する。
弦交換が不安な方はレッスンの時に一緒に張り替えていきます。
「意外と簡単ですね!」と驚かれる生徒さんが多いです。
自分でできそうな方はこちらの動画が分かりやすくておすすめです。
弦を変える時に注意していただきたいのは、弦を一本ずつ変えるということ!
一度に何本もの弦を外してしまうと駒が倒れる、バイオリンの中に入っている魂柱という部品が倒れてしまいます。
一本一本弦を張り替えてくださいね。
弦の張替えおすすめアイテム【ペグコンポジション】
ペグの滑りを良くするペグコンポジションも用意しておくと良いです。
ペグコンポジションはこのような時にお勧めです。
- ベグがきつ過ぎて回らない時
- ペグが緩みすぎる時。
一度買ってしまえば10年は持ちますし、あるととても便利です。
バイオリンの弦が切れても慌てなくて大丈夫!

いかがだったでしょうか?
バイオリンの弦が切れてしまったら慌ててしまうと思いますが、簡単に交換できるのでご安心ください。
最初は難しそう、と思うかもしれませんが一度やってみたら簡単に自分でできるようになります。
突然弦が切れて慌てないために、予備の弦をバイオリンケースの中に入れておいても良いですね。
滋賀県甲賀市のやすいバイオリン教室でした。