子供のバイオリン、何歳から始められる?
小さいお子さんも始めやすいバイオリン。
バイオリンを習わせたいな。
何歳からレッスンを始められるのかな?
今回は小さいお子さんがいる保護者の方に向けて、バイオリンを始めるお勧めの時期を解説します♪
バイオリンレッスン、何歳から始められる?
バイオリンのレッスンは3,4歳頃から始められます。
とは言うものの個人差があるため、何歳とは区切らずに発達の度合いをみて始めるのがおすすめです。
年齢別でバイオリンを始める時期を見てみましょう!
3歳、4歳、5歳の特徴を解説
3歳の発達の特徴
3歳は運動神経が発達し、手先が器用に使えるようになります。
ハサミを使ったり、指先を使ってシール張りをできるお子さんも多いのではないでしょうか?
また、少しずつお話が聞けるようになり簡単なお約束を守れるようになります。
とはいうものの、成長の個人差があるのでバイオリンレッスンは発達や理解度を見極めてスタートすることが大切です。
私自身、3歳の頃は楽器を構えることが難しく、4歳になるまでレッスン開始を待ちました。
4歳の発達の特徴
4歳になるとお喋りがますます盛んに!
また周りの状況を把握できるようになり、我慢する力も身に付き始めます。
挨拶やお返事など人とのか関わり方を学んだり、発表会で達成感を味わうこともできるように。
バイオリンのお稽古で成功体験を重ねて、夢中になれるものや最後までやり遂げる体験をさせてあげたいですね。
5~6歳の発達の特徴
5歳になると数字や文字など読み書きに興味を持ちはじめ、楽譜を読む力が備わってきます。
社会性も育ちレッスンのルールが理解でき、感情のコントロールも上手くできるようになります。
理解力や記憶力、論理的思考も向上し複雑な指示も聞いて実行できるようになります。
身体も心も十分に成長してバイオリンのレッスンを始めるにはちょうど良い時期です!
当教室では5~6歳で始める生徒さんが多いです♪
バイオリンレッスンを始める時期に悩んだら・・・
レッスンを始めるか判断に迷う方は次の項目を目安にされることをおすすめします。
以上の4点を詳しく説明していきます。
バイオリンを始める目安【4つのポイント】
①5分程度立てること
バイオリンは立って演奏します。
そのため、最初のうちは5分程度立って楽器を持てるぐらいの体力・集中力があること目安と考えると良いでしょう。
個人差もありますが5,6歳ぐらいになると30分集中してレッスンを受けられるようになります。
②鉛筆で〇や△、線が書けること
バイオリンの弓を持つ時、グーで握らず、一本一本の指をバランス良く使います。
また音程を取る時も細かな手の動きが必要です。
鉛筆を持って簡単な図形が書けるぐらいの手先の器用さがあることを一つの目安にされると良いでしょう。
小さな子供の手の器用さは、大人と違う
2歳ぐらいのお子さんの手は、大人が軍手2枚重ねて付けた状態に近いと言われています。
この状態だと指先が自由に動かせず、正しく弓を持つことは難しそうです。
体験レッスンの段階でまだ早いかな?と思った場合は入会の時期を遅らせていただくこともあります。
2~3か月経つだけで、子供はグンと成長しますので焦らず様子を見ていきましょう。
③1から4までの数字が分かる
バイオリンの楽譜には指番号が数字で書かれています。
音符を見て指番号との関係性が理解できるとスムーズに楽譜を読めるようになります。
③本人がバイオリンや音楽に興味を持ってる
お子さん本人がバイオリンや音楽に興味をもっていることが大切です。
- 歌が好きでよく歌っている。
- テレビに合わせて歌ったり踊ったりしている。
- バイオリンをやってみたい!と言っている
日常生活の中で音楽が好きな素振りがあれば、レッスンを前向きに検討してみましょう。
好きな気持ちがあればお子さんの長所や個性を伸ばすことができます。
小さい時に始めると良い?遅くから始めると上達しない?
バイオリンは小さい時に始めた方が上達する、大きくなってから始めると遅い・・・
なんてことは全くありません。
小学生、中学生から始めたお子さんも十分にバイオリンを楽しめるようになります♪
小さいお子さんが始めるメリット・デメリット
小さいお子さんがバイオリンを始めるメリット、デメリットを考えていきましょう。
早期教育のメリット
音感が育つ
人間の耳の発達は4~5歳にかけて成長すると言われています。
実際に小さいうちからレッスンを始めたお子さんは、音を聞いて音程を取るのが上手かったり、耳から覚えて弾く力が身に付きます。
習慣化しやすい
バイオリンのお稽古はお家での練習が大切。
時間に余裕がある幼児のうちに練習を習慣化させると、小学校に入ってからも楽です。
ご飯の前に弾く、おやつの後に弾く、など生活習慣と結びつけると良いですね。
バイオリンを通して普段できない経験ができる
バイオリンを通して難しいことにチャレンジしたり、家族以外の大人と接することで人との関わり方を学べます。
発表会で緊張感や達成感を味わうことができるのも良いですね。
関連記事:2022年バイオリン発表会【子供の部】
早期教育のデメリット
感情のコントロールが難しい
レッスンでぐずってしまったり、難しいと泣いて嫌がったりすることがあります。
声がけや興味を持ってもらうための工夫が必要です。
関連記事:【バイオリン練習】やる気スイッチを入れる声がけのコツ
保護者のサポートが必要
小さいお子さんのバイオリンの練習をするには、保護者のサポートが必要です。
「練習しよう!」と声がけをしたり、褒めたり励ましたりやる気が出るように関わることが大切です。
関連記事【【保護者の役割は?】お子さんの良き理解、音楽仲間でいること】
バイオリンの買い替えの回数が増える
子供のバイオリンは成長に合わせてバイオリンをサイズアップしていきます。
小さい時から始めるとサイズアップの回数が増えます。
関連記事:子供の分数、バイオリン2万円から買える!先生目線でおすすめの楽器を紹介
大きくなってから始めるメリット
一方で大きくなってから始めるとこのようなメリットがあります。
- 集中力がある
- 理解力がある
- 嫌なこと、できないことも我慢して頑張る力がある
- 自分の意志で習っているから上達する(大切です!)
当教室では小学校、中学校に入ってから始められた生徒さんが多くおられます。
また10年以上続けられている大人の生徒さんも多く、始める年齢は関係ないと思わされます。
どの年齢からでも楽しめることがバイオリンの魅力ですね。
大きくなってから始めたのでは遅い、ということは全くありませんのでご安心ください。
バイオリンお子さんの心と身体の成長に合わせて始めるのがおすすめ
何歳から始めても楽しめるバイオリン。
せっかく始めるからにはバイオリンが大好きになって欲しいと思います♪
お子さん、保護者の方にとって無理がなくベストな時期に始めたいですね。
焦らず、お子さんの成長に合わせてレッスンを開始しましょう。
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滋賀県甲賀市の音楽教室、やすいバイオリン教室でした。