家での練習、子供と喧嘩になってしまう【どう関わったら良い?】
練習を巡る喧嘩で疲れていませんか? 練習はできないことをできるようにするために行うもの。 しかし、お子さんが「難しいから、弾きたくない!」「弾けてるもん!」と練習中に拗ねることがあると思います。 正論を言うと、ますますいじけてしまう・・・。 練習を巡って疲弊してしまった、という親御さんも多いのではないでしょうか? 練習中、拗ねてしまったらどうすればよいか? このページを読んでくださっているあなたは、お子さんのために一生懸命に関わってくださっている親御さんだと思います。 練習はしてほしいけれど、バイオリンや音楽自体を嫌いになってしまうことは望んでおられないでしょう。 そこでお子さんとの関わり方を少し変えてみませんか? ①お子さんの話を聞き、共感する お子さんが難しいことを嫌がる時「練習しないからでしょ!」と叱りたくなるかもしれません。 しかし、まずは「どこが難しいか教えてよ」「ここ難しいよね。」とお子さんの言葉に耳を傾け、共感してあげてください。 練習は自分の弱点と向き合うことで孤独な作業です。 「やる気がないからだ!」 「練習しないのだったらバイオリン辞める?」 このように突き放すのではなく「どんなところに苦しさを感じているか」話を聞いてあげてください。 ②スモールステップの歩みを一緒に喜ぶ 技術的に難しいことはスモールステップに分解して必ず出来そうなことをやってもらうようにしています。 例えばこのような感じです。 この時に忘れてはいけないのは小さな一歩の進歩を一緒に喜ぶことです。 たった1小節弾けるだけでもすごいことです! 大げさでもいいので、パパママなりに全力で褒めてあげてください。 少しの変化を気付いて「頑張ったね」「良くなってきたよ!」とお子さんと一緒に喜ぶことがお子さんのモチベーションに繋がります。 ③先生に任せる 「弾けないよ!分からないもん!」 こんな風にお子さんが怒って仰ることはありませんか? こんな時は「ママパパも分からないから、先生に聞いてみたら?」 と促してあげてください。 家で何とかしようと奮闘すると、お互いに感情的になって疲弊してしまいます。 お子さんが「できない」と主張することは講師にお任せください。 やらない、にも様々な種類があります。 お子さんの気持ちや現状に沿って、どうすればいいかアドバイスさせていただきます。 スランプに陥っていた生徒さん、壁を乗り越えた! スランプに陥っていたある生徒さん。 「私、もう練習できない。忙しいからそんな時間ないもん。」 蚊の鳴くような声で、こんな言葉が出てきました。 恐らく難しくて練習をするのが苦しくなったのでしょう。 スランプ抜けられるかな?と心配だった生徒さん。 保護者様も励まし、一緒に頑張ってくださり・・・。 1週間後のレッスンでは明るい表情で教室に入って来てくれました! このお子さんなら、できると思っていました! 難しくても投げ出さなかったことが立派です。 そして忍耐強く、お子さんを信じて励ましてくださった保護者の方がいてこそ乗り越えられたのだと思います。 ありがとうございます。 子供のレッスンは山あり谷あり。 お子さんのレッスンは山あり谷ありです。 こんなことを考えてお子さんと関わっています。 正解はなく、お子さんによって対応も様々です。 一つ言えるのは、苦しい時こそ生徒さんと同じ視点に立ち、気持ちが前向きになるレッスンができたら良いなということ。 お家で気になることがありましたら、抱え込まずぜひお話を聞かせてくださいね。 滋賀県甲賀市のやすいバイオリン教室でした。